『ウミガメのスープ』カプリティオ視聴者問題集（Part141～145）

猫好きで有名なAさんはその場にいない猫を想いため息をついた。
一体何があった？

工事現場で働くAさんは、固まったコンクリートに猫の足跡がついているのを見て、作業がやり直しになることを嘆きため息をついたのだった。

女は高いダイヤをあっさり譲った。
どういうことだろうか？

カラオケで、女性ツインボーカル曲を友人と2人で歌うことにした女は、キーが高くて歌いにくいダイヤマークで歌詞をあらわされる方のパートを友人に譲り、ハートマークであらわされる方のパートを歌ったのだった。

時間がなくなった私は、きれいな正円をかいた。
そのせいで、たくさんの人を悲しませた。
一体なぜ？

私はアニメーター。
制作スケジュールの逼迫（ひっぱく）により、キャベツすらただの黄緑色の球体にしか見えないような未完成の状態でアニメを納品せざるをえなかった。
作画崩壊の嵐に、アニメを楽しみにしていた多くのファンは悲しんだのだ。

古川は、失敗して損をしたが、結果的に賞金を手にした。
「もし失敗していなかったら賞金は酒井の手に渡っていたんだな」と古川は思ったという。
どういうことだろうか？

古川は、酒井に年賀状を出そうとしたが、宛名を書き間違えたためにハガキを1枚損してしまった。
しかし、後日そのハガキがお年玉付き年賀ハガキの1等30万円に当選していることが分かり、「もし書き損じていなかったら今頃この30万円は酒井のものだったなぁ」と思ったのだった。

タカシはドレスコードにそぐわない服装で高級レストランに来たが、待っていた彼女も含め誰もタカシを注意せず、むしろ彼女は後ろめたく思った。
一体なぜ？

タカシは救急隊員。
急病人が出たとの報を受けて向かったのは、ドレスコードのある高級レストラン。
店内に入ると倒れている男のそばにタカシの彼女がいた。
倒れた急病人とはタカシの彼女の浮気相手だったのだ。
タカシが救急隊員ということは知っていたが、救急車を呼ばない訳にもいかず、まさかよりによってタカシが来ることはないだろうと思っていた彼女は浮気がバレて後ろめたく思ったのだ。
タカシは救急隊員としての使命は全うしたが、彼女との付き合いは考えようと思った。

2択を間違えた男は、2度と座らないことを誓った。
どういうことだろうか？

車で買い物に来た高齢男性は、アクセルとブレーキを踏み間違えて事故を起こしてしまったことで、運転免許証を返納することに決め、2度と運転席に座らないと誓ったのだった。

3ヶ月前よりも白い壁がよく見えるようになったことに多くの人が驚いたという。
一体なぜ？

テレビ番組の企画でとあるタレントは3ヶ月間のダイエットをすることになった。
ビフォーアフターの比較写真でお腹が引っ込んだことでタレントの後ろにある白い壁が3ヶ月前よりもよく見えるようになった。
テレビ番組の視聴者はそのタレントのダイエット企画の結果に驚いたのだった。

効率を重視した男は、下着を着けずに女の前に現れた。
一体、どういうこと？

夏休みのプール授業の朝、半ズボンの下に水着を履いて出て行った小学生の息子。
帰って来るなり笑いながら一言、「かーちゃーん、パンツ持ってくの忘れちったー」。

女は男が建物に入ったのを知ると声をかけようとしたがすぐに思いとどまった。
女は声をかけなくてよかったと思った。
一体なぜ？

女の職業はコンビニ店員。
女はプライベートでコンビニを利用していた。
男がコンビニに入店すると、入店音が鳴った。
入店音を聞いた女は反射的に「いらっしゃいませ」と言いそうになったが、思いとどまった。
女は恥をかかなくて良かったと思った。

男はとても気に入ったので、心配された。
どういうことだろうか？

とても気に入ったサングラスを手に入れた男は、普段あまり活用していないSNSで良さを広めようとしたところ、アカウントを乗っ取られたと勘違いしたフォロワーから「乗っ取られてませんか？」「大丈夫ですか？」と心配されてしまったのだった。

女から怒られたくなかった男はバナナを食べた。
どういうことだろうか？

中年太りの男は夜中に間食する癖があり、妻から注意されていた。
夜中にこっそり煎餅を食べると、大きな音であっさりバレてしまった。
そこで次の夜はバナナを食べたが、音で妻に気付かれることはなかった。

先輩たちに取り囲まれ、飲み物を買ってこい、とお金を渡された後輩。
自動販売機から戻ってきた後輩が持っていた飲み物はたった1本のみだったが、誰も文句を言わなかった。
いったいなぜ？

先輩が飲み物を買いに行かせたのは缶蹴りがしたかったから。
この金で好きなのを選んできな、とお金を持たせてくれたのである。

お腹が空いた男は、髪を切った。
一体、なぜ？

プロボクサーの男は、試合前の計量で50グラムオーバーとなってしまった。
汗も尿ももう出ない男は、頭を丸めて再び計量に出るのだった。

男は本を読んでいた。
他のページはさっさと流し読みしてから全く読んでいないというのに、愛や希望が出てくるページは何度も読み返している。
一体、なぜ？

男が読んでいたのは命名についての本。
もうすぐ子供が生まれてくる男は、子供の名前を「愛」にするか、「希望」にするか悩んでいた。
そのため、様々な命名についての本を読んで、どちらにするか考えていたのだった。

ビールが飲みたかった男は、チョコレートを手にした。
横で見ていた友人もその時には何の疑問も抱かなかったのに、1分後に失敗を指摘した。
一体、なぜ？

男と友人は飲み会に向かう途中、「そうだ。割り勘用にお金を崩しておこう。」と思った男は、コンビニで100円のチョコレートを買うことにした。
しかし、支払いの時に日ごろの癖で電子マネーで支払ってしまい、友人に「お金崩せてないじゃん」とつっこまれてしまったのだった。

男がいたずらされたと思い、女がクレームを入れた。
一体、なぜ？

男の家のインターホンが鳴ったが、出ると誰もいなかった。
なんだよと足元を見ると料理が置かれていた。
どうやら、宅配サービスの配達員が間違えたらしい。
一方、実際に注文した女の元には、一向に料理が届かずクレームを入れたのだった。

人前でよく格好つける男は、本来格好つけるべきある時だけは、格好つけないという。
一体、なぜ？

男は普段、ヘアワックスをつけて髪を整えているが、彼女とデートするときはヘアワックスをつけなかった。
男は、彼女に頭をなでなでされるのが好きなのである。
ヘアワックスをつけてしまうと髪がベタベタになってしまい、なでなでされにくいので、あえてつけないのであった。

外に出さなければいけないものが外に出てしまったので、中に入れることになった。
一体、どうして？

最初はコンビニの外に置いてあったゴミ箱であったが、家庭ゴミがたくさん入れられるなどによってゴミがゴミ箱の外に散乱するようになった。
最終的には外に出さなければいけないゴミだが、仕方なくゴミ箱を店内に設置することになったのだった。

みつをは、自分の話を聞く者が誰もいなくなっていることに気付いたが、一人静かに幸せな気持ちになった。
一体どういうこと？

みつをは子を持つ父親。
子にせがまれて昔話を読んでいたが、いつの間にか子は眠ってしまい、みつをの話を聞く者はいなくなっていた。
しかし、子の寝顔を見られたみつをは幸せな気持ちになったのだった。

男は暑かったために泣き寝入りした。
どういうことだろうか？

晴れた暑い日、車で買い物に出た男は、フロントガラスにサンシェードをかけ駐車場に停めた。
買い物を終え戻ってくると車のフロントに傷が付いていたが、サンシェードでドライブレコーダーまで覆っていたせいで、傷が付いた原因がわからず泣き寝入りするしかなかったのだった。