『ウミガメのスープ』カプリティオ視聴者問題集（Part51～55）

男は突然あるものが必要となり、店に入った。
しかし、特に売り物を見ることも買うこともせず店を出たが、男は満足した。
一体、どういうこと？

男は大学生。
大学からの指示で、毎朝体温を測って提出しなければならなかった。
その日、家のいつもの場所に体温計が見つからなかったので、近くの服屋に入り、入り口にある非接触型の体温計で体温を測ってから学校へ向かったのだ。

男は電車内にいるにもかかわらず、スマホで通話を始めた。
だが、周囲の人はその行為を注意しなかった。
一体、なぜ？

男は手話を用いてビデオ通話をしていた。
とくに騒ぐこともなかったので、周りの人は不快だと感じず注意しなかった。

強面の男に拘束された私は、思わず飛び跳ねて喜んだ。
一体、なぜ？

私は犬で男は飼い主。
散歩に連れて行こうと男が散歩用のロープでつないだので、私は大はしゃぎしたのだった。

遅かった男は、速すぎて損をすることになった。
一体、どういうこと？

寝坊して遅刻しそうだった男は、車で出勤する際にスピードを出し過ぎてしまい、スピード違反で罰金を払うことになってしまったのだ。

男は体重を量ったときには危機感を抱いていなかったが、テレビを見たことで「運動しなければならない」と思った。
一体、なぜ？

マンションに住んでいる男は体重を量ったあとにテレビを付けようとしたが、電源が入らないことから停電に気付いた。
男は外出する際にエレベーターが使えず階段を使わなければならないことを悟ったのだった。

男は記者からの質問に対し、明確な回答を差し控える旨を伝えた。
しかし彼は国民から絶大な支持を得ることとなった。
一体、どういうこと？

時は2008年。
北京オリンピック競泳で金メダルを獲得した北島康介選手は、記者からの質問に「何も言えねえ」と答えた。
その言葉はその年の新語・流行語大賞にもノミネートされ、彼は日本中から称賛されたのだった。

犯罪者からの依頼を断ったところ、その犯罪者は足を洗った。
一体、なぜ？

その人物は運転免許の更新期限に気付かず、無免許運転を繰り返していた。
ある日お店で会員証を作ろうと免許証を出すと、「免許が失効しているので会員証は作れません」と断られ、期限切れに気付いて無免許運転をやめたのだった。

男の目の前で突然動かなくなった女。
男は大慌てで電話をかけたが、その連絡先は救急でも警察でもなかったという。
一体、なぜ？

男と女はテレワークでビデオ会議中。
プレゼン中に突然女の画面がフリーズした。
画面の女が動かないので、男は慌てて女の携帯に電話をしたのだった。

女は遅刻しそうだったので、四足歩行になった。
一体、どういうこと？

お気に入りのブーツを履いて出かけた女は、目的地に向かう途中忘れ物に気付き慌てて家に戻り、ブーツを脱ぐ時間も惜しくてハイハイしながら部屋へ入ったのだった。

女は目の前にある一つの命を奪おうとしていたが、スイッチを押してさらに多くの命を奪うことにした。
一体、どういうこと？

季節は夏。
女は窓を開けて涼んでいたが、家に入り込んでくる蚊に悩まされていた。
今日もちょうど目の前に止まった蚊を退治しようとしたが、一匹ずつ対処してもキリがないと思い電動蚊取り機のスイッチを入れたのだった。

女はある物を受け取るため、早めに目的の場所に向かった。
しかし、その物を受け取った途端周りの人に注意されて受け取ったものを手放してしまった。
一体、なぜ？

サッカー選手の女は、味方がパスを出すよりも早くオフサイドラインを超えてパスを受けてしまったため、オフサイドを審判に指摘されて相手ボールになったのであった。

ある時突然、男は周りの人の言葉が理解できなくなってしまった。
一体、なぜ？

生まれつき耳が不自由な男は、読唇術と相手の表情を読み取ることで会話していた。
しかし、感染症対策によりマスク着用がマナー化した事で、相手が何を言っているかが理解できなくなってしまった。

男はほぼ毎日それを見ているにも関わらず、度々それがどこにあるかわからなくなる。
一体、どういうこと？

男は日々の洗顔中、顔が泥だらけのなか、すすぐ水を出すため水道の蛇口を探すことが多いのだった。

周りに迷惑をかけていた男は、それをやめたことで今度は周りから心配された。
一体、どういうこと？

男は毎晩ひどいいびきをかきながら寝ていた。
ある日そのいびきが突然ばったりと止まったため、横で寝ていた家族は睡眠時無呼吸症候群を心配したのだった。

彼が扉を開けたら、そこには明るい世界が広がっていた。
彼は落胆した。
後日、同じ扉を開けると、そこは暗い世界になっていた。
しかし、彼は満足気だった。
一体、どういうこと？

彼は冷蔵庫を開けた時に食料が何も無く落胆した。
後日、冷蔵庫に沢山の食料を補充し、食料がたくさんあることに彼は満足気であったのだった。

歌子は、いつも聞いている音楽を聞きすぎてしまったため、謝罪した。
一体、なぜ？

歌子は会社員。
自分の席に近い電話が鳴ったが、手がふさがっており、いつもよりも長い時間着信音を鳴らしてしまったため、電話口で「お待たせして申し訳ございません」と謝ったのだった。

ある時、人々が口を揃えて、ある物が全く別の物であると主張し始めた。
その結果、その主張は部分的に認められることとなった。
一体、どういうこと？

獣肉食が禁止された時代、人々はウサギが鳥類であると主張し、ウサギを「羽」で数えた。
その結果、ウサギを数える単位は「羽」として残ったのだ。

靴を舐めた女は苦悶の表情を浮かべたが、結果それが危機的状況を回避することに繋がった。
一体、どういうこと？

女は幼い少女。
遊んでいた人形の靴を誤って口にしてしまったが、誤飲防止で苦く作られているため、吐き出してしまったのだ。

彼は自分の大切な本に落書きされてしまったが、悲しむことなくむしろ嬉しかったという。
一体、なぜ？

大切な本とは卒業アルバムだった。
最後のページには友人からのメッセージが書かれていたのだ。

愛する息子のメッセージを、父である男は跡形もなく消してしまった。
しかし、息子は特に何も言わなかったという。
一体、なぜ？

息子はオムライスの上にケチャップで「お父さん」と書いた。
父は感動し、その後オムライスを完食したので文字は消えてしまったのだった。