『ウミガメのスープ』カプリティオ視聴者問題集（Part61～65）

男は目隠ししてもできることを、一つ一つ確認しながらやらざるを得なくなった。
一体、どういうこと？

男の特技はタッチタイピング。
アルファベットの配列は記憶していたが、「ローマ字入力」から「かな入力」に切り替わっていた。
男は入力方式を変えることができず、かなを一文字一文字確認しながら入力することとなったのだ。

隣で立ち止まった友に驚いた男は、慌てて歩き出した。
一体、どういうこと？

大阪の駅でエスカレーターの右側を空けて乗った男は、右側で立ち止まった友人に驚いたが、ここでは左側を空けて立つのが一般的だということを思い出し、慌てて歩き出した。

女は男が食われたことに喜んだ。
一体、なぜ？

女は母親、男は息子。
息子は獅子舞に頭を噛まれたが、演技がいいため母親は喜んだのだった。

女はある日、高額な商品を勧められた。
突然のことに驚き一度受け取りを拒否したが、後日受け取って契約書にサインをしてしまった。
一体、なぜ？

女はある日、結婚指輪を渡されプロポーズされたが、突然のことに驚き「少し時間をください」とその場では断ってしまった。
後日、改めてプロポーズを受け婚姻届にサインしたのだった。

乗ることを恐れていた男は、ベルトをしないで乗ることにした。
一体、どういうこと？

男は体重計に乗ろうとしていた。
体重が増えていそうで怖かったので、少しでも軽くするためにベルトを外して乗ったのだ。

女は男に引っ越しの手伝いをお願いした。
男は了承したが、引っ越し当日、男が女の家に来ることは無かった。
一体、なぜ？

女が頼んだのはPCのデータの引っ越し。
PCに詳しい男に引っ越しの方法についてオンラインで教えてもらったため、男が家に向かう必要はなかった。

男はいつも女の話を最後まで聞かずに行ってしまうが、女はそれをいつも笑って許してしまう。
一体、なぜ？

男は小学校の時に給食は三角食べするように言われたので、食事の時はずっと気を付けていた。
大人になって太った男は、病院で医者から「まずは野菜から順番に食べるように」と言われたのだった。

女は読書をしたせいで、数学の問題が解けなくなってしまった。
一体、なぜ？

女は自宅で読書をしていたが、眠くなった女は無意識に定規をしおり代わりにはさみ、就寝した。
翌日、女は定規のはさまれた本を家に置いたまま学校へ行ってしまったため、数学の作図問題が解けなくなってしまったのだった。

男は薄くなったことには気づいていないが、増えたことには気づいている。
一体、どういうこと？

男は久々に『広辞苑』を手にした。
ページ一枚一枚が薄くなったのは触っても当然気付かないが、収録語数やページ数が増えたことくらいは気付いたというか知っていた。

その品はその場所でしか買うことができないが、観光客がそれを買うことはほとんど無いという。
一体、なぜ？

その品とは、自治体のゴミ袋だった。

男は、日本人が3割しか知らない話を友人にしたが、それを知識のひけらかしと思う人は誰もいなかった。
一体、なぜ？

男は視聴率30％の人気ドラマの話をしていたため、周りは単なる雑談として話を聞いていたのだった。

女は探していた男をすぐに見つけることができたため、怒り出した。
一体、なぜ？

女は図書館で『ウォーリーをさがせ！』を読んでいた。
ウォーリーを探そうと本を開いたら、誰かがウォーリーに◯印を付けていた。
女はすぐにウォーリーを見つけることはできたが、楽しい気分を害されて怒り出したのだった。

男はいつもなら簡単に拾えるものが、今日に限って全然拾えなかった。
一体、なぜ？

男は都会で働く会社員。
いつもなら道端で手をあげるだけでタクシーを拾えるのに、今日は地方出張の日で、どこまで歩いてもタクシーは拾えませんでしたとさ。

男が物を持つと、それまで男を見ていた人々は、その男が見えなくなった。
その人々の中には、悲しむ人もいれば、感謝する人もいた。
一体、どういうこと？

この物語は『水戸黄門』。
格さんが印籠を掲げると、人々はみなひれ伏した。
その中には、悪事を懲らしめられてうなだれる人もいれば、助けてもらい感謝する人もいた。

ヒロシはタカシを助けようとしたが、ある男によって邪魔をされ助けることができなかった。
しかし、ヒロシはその男に感謝した。
一体、どうして？

ヒロシとタカシは祖父と孫の関係。
ヒロシはタカシを装った振り込め詐欺グループに騙されてお金を振り込もうとしたが、銀行員が不審に思い、振り込みを阻止した。
そのため詐欺被害にあわず、ヒロシは銀行員に感謝したのだった。

杉下はスマホで調べ物をしていたが、疲れてしまったので少し歩くことになった。
一体、どういうこと？

杉下がスマホで調べていたのは賃貸物件。
希望条件に合致する物件がなくて探し疲れてしまった。
そこで、駅徒歩の条件を緩和して当初の希望より少し歩くことを我慢したのだった。

男と女は気持ちが通じあって、とても困った。
一体、どうして？

狭い小道で、お互いが避けようとして何度も同じ動きで道を塞ぎあったから。

Aからのプレゼントが期待していた程のものではなかったので、Bはつまらない顔をした。
そしてあるサプライズに気付き、BはAをけなした。
一体、どういうこと？

時は江戸時代、Aは商人でBは代官。
菓子折りの底に敷き詰められた賄賂に気付き「お主も悪よのう」と代官は笑ったのだった。

男は、医者である父に体の異常がないかをみてもらった。
確かに異常はあったが父は全く気にせず、むしろ笑っている。
男もその状況に満足している。
一体、どういうこと？

男はかき氷を食べた少年。
「見て見てー！」とブルーハワイのシロップで青くなった舌を父に見せ、父が笑ってくれたことに満足したのだった。

男は大切な約束をしていたというのに、時間が過ぎても起き上がることすらしなかった。
しかし約束を知っていた者は誰一人として男を責めなかったという。
一体、なぜ？

男はプロボクサー。
娘の誕生日に勝利してチャンピオンベルトをプレゼントすることを約束していた。
しかし相手の強烈なパンチに男はダウン、起き上がることができずに敗退してしまう。
だが、娘は父の健闘を讃えたのだった。